錦川清流線に乗って錦町へ向かう途中、北河内駅で2本の列車が並ぶことがあります。
山あいの小さな駅に、反対方向から来た列車がゆっくりと入ってくる。2本の列車が同じ駅に停まるのは、ほんの短い時間です。
錦川の車窓を楽しむ清流線の旅ですが、北河内駅では列車そのものにも注目してみてください。
北河内駅は、沿線唯一の交換駅
錦川清流線は、線路が1本の「単線」の路線です。
単線では、上り列車と下り列車が同じ線路を走ります。反対方向から来た列車とすれ違うためには、線路が2本に分かれている駅で、どちらかの列車が待つ必要があります。
このすれ違いを「列車交換」、すれ違いのできる駅を「交換駅」と呼びます。
錦川清流線で、上り列車と下り列車が行き違うことのできる駅は北河内駅だけです。
列車が北河内駅に着くと、反対方向へ向かう列車が隣の線路に入ってきます。山や木々に囲まれたホームに2本の列車が並ぶ、北河内駅ならではの風景です。

「1分停車するので、降りていいですよ」
編集部が岩国駅9時53分発の列車に乗った日も、北河内駅で反対方向から来た列車と出会いました。
ホームに並ぶ列車を撮ろうとカメラを構えていると、運転士さんが「1分停車するので、降りていいですよ」と声をかけてくれました。
その言葉を聞いて、乗客が次々とホームへ。編集部もカメラを持って列車を降りました。
目の前には、同じ駅に並んだ2本の列車。鉄道ファンのみなさんに交ざって、急いでシャッターを切ります。
撮影できるのは、ほんのわずかな時間です。それでも、同じ列車に乗っていた人たちと一緒にホームへ降り、並んだ車両を撮影する時間は、大人の遠足のようでワクワクしました。
定期列車が行き違う時間帯
現行の時刻表では、北河内駅の時刻が同じになっている上下列車が、ここで行き違います。
朝から夕方の主な組み合わせは、次のとおりです。
| 岩国駅発・錦町行き | 北河内駅 | 錦町駅発・岩国行き |
| 8時28分発 | 9時03分頃 | 8時30分発 |
| 9時53分発 | 10時27分頃 | 9時54分発 |
| 14時26分発 | 15時00分頃 | 14時24分発 |
| 16時20分発 | 16時54分頃 | 16時18分発 |
| 17時43分発 | 18時18分頃 | 17時46分発 |
※2026年3月14日改正の定期時刻表をもとにしています。
ダイヤ改正や列車の遅れ、運休などによって、交換時刻や停車時間が変わる場合があります。旅行前に、錦川鉄道公式サイトで最新の時刻表をご確認ください。
2本の列車が並ぶのは、ほんの短い時間
北河内駅で2本の列車が並ぶ時間は、長くありません。
停車時間はその日の運行状況によって変わるため、必ずホームへ降りて撮影できるとは限りません。
途中駅でホームへ降りて撮影したい場合は、運転士さんの案内があったときに限り、その指示に従いましょう。
発車の案内や合図があったら、すぐに乗っていた列車へ戻ります。

北河内駅で撮影するときの注意点
北河内駅で2本の列車を撮影するときは、次の点に気をつけましょう。
- 途中下車する前に、車掌さんの案内を確認する
- 線路内には絶対に入らない
- ホームの端や列車に近づきすぎない
- ほかの乗客の乗り降りを妨げない
- ホームでは走らない
- 発車の案内があったら、すぐに車内へ戻る
列車を正面から撮ろうとして、ホームの端や線路に近づくのは危険です。
無理に撮影場所を移動せず、安全な位置から短い時間を楽しみましょう。
山あいの駅に2本の列車が並ぶ風景
北河内駅は、山と緑に囲まれた無人駅です。
反対方向から来た列車がゆっくりと駅へ入り、2本の列車が隣り合って停まります。色の違う車両が組み合わされることもあり、どの車両と出会えるかは当日のお楽しみです。
列車交換は、単線を安全に運行するために行われるものです。しかし
清流線の車両を2本間近で眺められる貴重な撮影時間にもなります。
北河内駅にはどこでもドアがあり夏はきれいなひまわりがいっぱいになります。
駅周辺の風景も是非楽しんでください。

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